2013年5月13日月曜日

通名を使用せず堂々と本名名乗る在日の方をリスペクト。


多文化共生を言うなら通名という相手を騙すことを止めることから始まる。通名を使用している朝鮮・韓国人がほとんどの中で彼らとの相互理解への道は難しいと言わざるを得ない。

この方は貴重で稀有な存在、今後のご活躍を祈ってます。

多文化共生社会のあり方について考える「あーすフェスタかながわ2013」が11、12の両日、 横浜市栄区の地球市民かながわプラザで開かれた。
異文化に触れ、一人一人がありのままに生きる大切さを感じてもらおうと、今年で14回目を数える。

「皆さんにとって自分らしさって何ですか」。フォーラムでは、フェスタの意義を一人の女性が問い掛けた。 コンサートや展示を通じ、さまざまな文化がにぎやかに紹介された会場。
「自分の民族に誇りを持っていい。自信をもらったのがこのフェスタだった」。
パネリストとして登壇した金(キム)理恵(リヘ)さん(26)=川崎市川崎区=が打ち明けた。

 在日コリアン4世。朝鮮学校に通い、民族の言葉と文化を学んできた。 
「でも、私には『金田理恵』というもう一つの名前があった」。 
校門を一歩出るや、通名を名乗り、出自を隠した。朝鮮半島につながるルーツに自信が持てなかった。 

 転機は13年前、第1回のフェスタの企画だった。当時中学1年生。日系ブラジル人の母国語教室を見学し、 「民族を大事にしている人が自分以外にいた。マイナスにしか思えなかったルーツと学校が誇らしいものに思えた」。
いま、団体職員として在日の若者の相談に乗る。異文化に接することで目を見開かされた経験は、いまも生かされている。

 会場からはうれしい反応があった。「私もミドルネームを隠してきた」。発言したのは、
米国人の父と日本人の母を持つ横浜隼人高校3年の金城ステファニー沙紀さん(18)=同区。
「名前をからかわれ嫌な思いもしてきたけど、金さんの話を聞き、二つの国を大事にしようと思えた」

 北朝鮮の問題と絡めて朝鮮学校が無償化の対象から外されたり、
補助金が打ち切られたりといったことがあるたびに「自信は揺らぐ」という金さんだが、
「自分の話を分かってもらえて、また自信になった」と笑った。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1305120006/

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