2014年1月13日月曜日

天皇の究極の政治利用とは『玉』のすげ替えである

幕末、薩長と急進派公家らによって孝明天皇は殺され傀儡の睦仁を(明治)擁立し『官軍』を名乗って幕府軍に対し『賊軍』のレッテルを貼り、ク-デターを成し遂げ、戊辰戦争に勝利した。

それによって樹立したのが明治新政府であり初期の薩長の派閥抗争を西南戦争、薩閥の首魁大久保暗殺によって終結させ、長州閥が政治を伊藤はじめ、軍事を山県らがそれぞれ実権を手中にした。
こうした過程によって成立した国の形に『正当性』に持たせたのが、『万世一系・神聖不可侵の天皇が日本を統治、国家の中心に存在する天皇』の存在の国家神道をでっちあげたわけで、それが今の霞ヶ関官僚統治機構の原形でもある。

敗戦後もそれは破壊されることなく陸軍に責任をかぶせ延命を図り、GHQの犬として組織を温存させてきたわけで、支配層もまた同様である。

その代表がCIA正力、競艇賭博利権、安保成立させた岸信介であってその『DNA』は安倍を生んだというわけやね。


恒例の新年一般参賀でこう述べられた天皇のご表情は、とてもにこやかで新春にふさわしい晴れやかなものだった。
だが、80歳の傘寿を迎えられた昨年12月の誕生日会見に臨まれた際のお顔は、少し趣が違うものだったという。

 宮内庁担当記者が語る。

「会見での陛下のお言葉からは何かを伝えようという強いご意志が感じられました。ご発言には、
安倍政権を意識されているのでは、と思われる部分が随所にありました」

 会見で天皇は、人生で特に印象に残ることとして「先の戦争」を挙げ、「日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました」と指摘。
「当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならない」と付け加えられた。
皇室の活動と政治との関わりについての質問には、

「今後とも憲法を遵守する立場に立って、事に当たっていく」と明言された。 皇室関係者が語る。

「憲法を作った主語を日本としたうえで、わざわざ知日派の米国人の協力に言及されたのは、
現行憲法が単に米国から押しつけられたものに過ぎないとの考え方に、反論されたとも受け取れます。 安倍政権が憲法を改正して、天皇を象徴ではなく元首に戻そうとしていることに対し、憲法に従い『象徴天皇とは何か』をずっと追求してこられた陛下は、ご自分の生き方を否定されたように感じられたのではないでしょうか。
だからこそ、昨年4月の『主権回復の日』を記念する式典に陛下をひっぱりだすなど、
皇室の政治利用に遠慮をみせない安倍政権へのメッセージとして、あえて憲法を遵守する立場を強調されたのだろうと思います」 会見では、五輪招致をめぐる皇室の政治利用問題で菅義偉官房長官とバトルを繰り広げた宮内庁の風岡典之長官にも言及。
「宮内庁長官始め関係者も、この問題が国政に関与するかどうか一生懸命考えてくれました」と述べられ、
天皇の良きアドバイザーになっていることを示唆して風岡長官に助け舟も出されている。

現政権が風岡長官を毛嫌いし、交代させようとしているとの噂もあるので、陛下は釘を刺されたのではないでしょうか」(前出・記者)。
果たしてメッセージは届くのか?
2014.01.10 07:00 週刊文春
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3525
http://www.peeep.us/90c5dea4

要は今上天皇の現政権への『自分が生きているうちは憲法改正させないよ』というメッセージ。


↓歴史は繰り返す?

孝明→明治擁立(維新クーデター)

昭和→明仁擁立未遂?(宮城事件)

今上天皇→皇太子OR秋篠宮?(安倍とそのお仲間による国家神道再興?)

靖国~A級戦犯分祀・国有化しても天皇が参拝しなければ意味ない?
http://hamaguri-inspire.blogspot.jp/2014/01/a.html
昭和天皇は殺されかけた宮城事件は「昭和天皇実録」では語られないだろう
http://hamaguri-inspire.blogspot.jp/2014/01/blog-post_7548.html

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