2014年1月15日水曜日

居酒屋16H労働で年収250万円!?~カルト洗脳で搾取だと気付かない若者


~君死にたもうことなかれ~


競争激しい居酒屋業界、飲食業界の経営者はなるべく最大の固定費である人件費を抑制したい、仕事に、会社に不平不満を言わず低賃金で死にもの狂いで休まず働く若い従業員が欲しい、しかしサービス・接客のレベルの質は落したくない。

その相反する経営者側の一方的な『ニーズ』を満たすために若い従業員対して『モチベーション』を提示、というかでっち上げて、『共通的価値観を共有』させる事に成功させた、。
それを実現させたのが『カルト・洗脳』なのだが経営者自身がカルトだと認識していなくて、従業員もまた『搾取』されていると実感していない、そこに傍から見て違和感・疑問が生まれるのである。

ただカルトを用いた企業経営=カルト資本主義は大企業にとって垂涎の的だろう、それを具現化したのは古くはヤマギシズム、最近ではワタミである。ちなみにワタミ経営者と安倍首相は友達で政界に引き入れた、つまり両者は『ウマが合う」のである。

震災、高齢化・人口減で停滞し衰退する日本経済の社会にあって『元気』『頑張ろう日本』『絆』、という
抽象的な国民を鼓舞するようなスローガン躍った。

要は日本の再・総『ポエム化』の序章であり『居酒屋』の盲目的に働く若者は未来の日本の姿の縮図かもしれない、かつて日本は国家神道で戦時体制下ではメディア挙げて総『ポエム化』して負けるべく戦争に突き進んだ、許した前科がある。この若者達は正に大戦末期の特攻隊の若者そのものである。

映画・永遠のゼロを観て涙した後、最低でも『これはフィクション』だと理解できるくらいの『おつむ』であるべきだ。

君死にたもうことなかれ、死んだら終わりだよ(笑)

(以下抜粋)
愛、希望、勇気、絆、仲間、笑顔――。震災以降、J-POPの歌詞のような優しくポジティブな言葉の多用が、 若い世代を中心に広まっているという。2014年1月14日放送の「NHK クローズアップ現代」では、こうした 「ポエム化」現象に焦点を当て、日本一の居酒屋を決める「居酒屋甲子園」の様子を伝えた。
ポジティブな言葉を叫ぶ居酒屋店員たちの姿が紹介されたが、その様子に違和感を覚えた視聴者も少なく なかったようだ。インターネット上には「衝撃的だった」といった声が上がり、反響が広がっている。

16時間労働でも年収250万円
「夢はひとりで見るもんなんかじゃなくて、みんなで見るもんなんだ!人は夢を持つから、熱く、熱く、生きられるんだ!」 金髪の若き男性が声を張り上げ、ステージ上で熱い思いをぶちまける。「居酒屋甲子園」の一風景だ。
外食産業の活性化を目的にスタートしたこの大会は今や約1400店舗が参加する一大イベントに成長し、 2013年11月に行われた第8回大会には5000人以上の来場者が訪れた。決勝で競われたのは、料理の味や 接客ではなく、居酒屋で働く夢や希望を語る「ポエム」調のスピーチだった。

「変わりたい。今の自分は嫌だ!みんなから愛される店長になりたい!」と過去の葛藤を振り返り、 目を潤ませながら訴える店長。「私にガンが見つかりました。どうして私が、なんでこんなつらい思いを…」 と自らのつらい体験を打ち明ける女性店員。決勝に進んだ5店舗が、思い思いのスピーチで聴衆の心に訴えかけた。いくつかのスピーチはインターネット上の動画でも確認できるが、いずれも「感動」や「笑顔」、 「仲間」、「感謝」といった前向きな言葉で溢れている。一緒に涙ぐみ、笑顔をみせる店員たちの姿も印象的だ。

「ポエム化」しているのは店員の思いだけではない。居酒屋の店内で、相田みつをさんの作品を連想するような毛筆で書かれたメッセージを目にしたことがある人も少なくないだろう。番組で取り上げたある居酒屋チェーンも、店内の壁やトイレ内の張り紙、取り皿など、至る所に「ポエム」が書かれていた。入社4年目の男性店員(27)は、 客に喜んでもらうためにチョコペンを使って皿に自作のポエムを書き込むことに力を注ぐ。1日の労働時間は長い日で16時間になるものの、年収は250万円程度。ネット民からは即「ブラック」認定されそうな労働環境だが、本人は「楽しいんで」と言い、こうした働き方に満足している。 

◆「同調できない人間は排除される」との懸念も

しかし、こうした店員たちの姿は、多くの視聴者の目には異様に映ったようだ。インターネット上にはVTRに関する意見が数多く寄せられ、「違和感通り越して戦慄を覚えた…」「『部活の悪い面』が、そのまま社会人 若年層に持ち込まれているような」「愛も幸福も希望もそんな声高にぎゃんぎゃん主張するものじゃないと思うんだ」 「居酒屋甲子園は『20世紀少年』の『ともだち』の集会みたいに見えて本当に衝撃を受けた」など、否定的な声が目立った。VTRでは居酒屋甲子園のほかにも、自治体の条例や町名にまでポエム化の波が及んでいることを伝えていたが、反応のほとんどが居酒屋についてのものだった。

番組では「ポエム化」の危険な側面も指摘し、目にしたくない現実を覆い隠す道具になりかねない」とも伝えていた。
VTR後には識者らもコメントしている。

甲南大学準教授の阿部真大氏は「一見すると異様で騙されているようにも見えるが、彼らの労働状況を考えると『そう思わないとやっていけない』というのも事実」という一定の理解を示した上で、「やりがい」に重きを置くのではなく、搾取されないよう労働者としての自覚を持つことが大切だとした。コラムニストの小田嶋隆氏は「ポエムの言葉の内容は読み手の読解力に委ねられている。読み手の側で同調していくという、求心力になっている」 と話す。だが、その結果として「現場では、同調できない人間は排除する力になってあらわれてしまうのではないか」
との懸念を示した。

◆居酒屋甲子園側、報道内容に反論
一方、ネット上で「気持ち悪い」とも指摘されてしまった居酒屋甲子園は15日、「沢山の方々に不快と感じられる報道が ありました」として公式サイト上で放送内容に異議を唱えた。NHKからは当初「『熱い言葉』の現場を訪ね、その背景にあるものを探る特集」「低温世代といわれる若者たちのこころをどう動かすか、その取り組みの様子を取材」などと聞いていたといい、「居酒屋の素晴らしさや働くことの尊さなどを伝えられる」と感じて協力したと事情を説明。

その上で、放送内容は「若者をごまかすための言葉遊び(『ポエムの力で説明放棄』『何かを隠蔽する』等々) であるような」内容だったとして、「誠に残念」と綴っている。関係者に謝罪するとともに、今後の対処について現在協議しているとも説明している。(終わり)
http://www.j-cast.com/2014/01/15194211.html?p=all
http://www.peeep.us/fc7d06b6

>ポエムの言葉の内容は読み手の読解力に委ねられている

読解力・・・与えられた情報を、自分の頭で考え、理解できない人間はもはや情報と言う餌を食うだけの『家畜』と同じ存在にすぎない。
『家畜』は集団で飼われて飼い主『経営者』に少しばかりかの『ご褒美=給料』を与えられて代わりに『乳を出す=労働』を提供する。
ゆとり教育世代、物心付いた時から『ケータイ』が普及していて軽薄な電子メールの単調な短文に一喜一憂したりする若い世代はむしろ『愛、希望、勇気、絆、仲間、笑顔』の記号化されたキーワードに心が響くのだろう。



ワタミはブラックでなくカルトもしくは亜流ヤマギシズム?
http://hamaguri-inspire.blogspot.jp/2013/06/blog-post_4769.html
『労働者の特攻隊化』がワタミと安倍のカルトコンビによる成長戦略?

http://hamaguri-inspire.blogspot.jp/2013/06/blog-post_8.html

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