2015年6月7日日曜日

全国学力テスト万年ワーストの元凶三教組、子供の学力向上には眼中になし?

県教職員組合(中村武志委員長)の定期大会が六日、尾鷲市瀬木山町の尾鷲市民文化会館で始まった。安保法制の国会審議を受け、法案阻止を訴えた。七日まで。

 県内二十一支部の代議員ら約五百人が出席。来夏の参院選に向け、日教組の組織内候補者、那谷屋正義氏=比例区、二期=を推薦する議案などが出された。七日に採決する。

 中村委員長は「戦争法案は議論の中で危険性が明確になっている。憲法をないがしろにする政治家が軍事を語ることほど危険なことはなく、廃案を目指し取り組む必要がある」と述べ、「来年、三教組結成七十年を迎えるが、戦後七十年この国が大切にしてきたものを思いながら活動してほしい」とあいさつした。

 日教組の加藤良輔委員長も「法案についての政府答弁はあいまいでいい加減。安倍政権に最も厳しい姿勢で対峙(たいじ)してきたわれわれにとって次の参院選は象徴的な戦いで、全組合員の総力を結集してほしい」と訴えた。

 来賓で、鈴木英敬知事や土森弘和連合三重会長、芝博一参院議員、中村進一県議会議長が出席。土森会長は「労働者派遣法や労働基準法改正、そして安全保障の問題でも連合組合員が一つにならないと現政権の中では厳しい」と指摘し、「参院選に向け組織の力量が問われる。那谷屋氏の三選と連合公認十二人全員の当選を目指し、三重県選挙区で皆さんの支援をお願いする」と呼び掛けた。

 鈴木知事は「子どもたちの個性や能力、可能性を伸ばし、学ぶ力を付けてあげることが大切。家庭や地域、現場の先生たちの思いが一つにならないと子どもたちにいい形でつながらないので、われわれも現場と一緒になって前に進みたい」と語った。
http://www.isenp.co.jp/news/20150607/news01.htm

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