2013年10月23日水曜日

和食『ユネスコ』無形文化遺産狂喜の一方、『ネイチャー』福一対応批判無視

ある意味二つの世界的な『権威』を日本政府は一方を黙殺し
一方を歓迎し、マスメディアもそれに追随している。
実際和食といっても一般市民が食する和食とは産地が外国産なのに国内産と偽装された食材が横行し、それが名門、老舗のホテルなどで日常的に出されて消費者がそれに気付かず食しているのが現状なのである。


汚染水漏れ 「Nature(ネイチャー)」が日本政府の福島第一原発の対応を批判



ネイチャーの指摘する内容はどのぐらい厳しいものなのか。

記事は「Nuclear error」と題され、「日本はもっと世界に助けを求めるべきだ」という副題がついている。福島第一原発事故の事故は東京電力の手に負えないほどのものとした上で、政府が先頭に立って対応するということを決めた時期が遅すぎると非難している。また、漏れた汚染水の放射線量が、最初に報道されていた状況よりも18倍も高かったことや、報道が遅れたこと、監視体制の甘さなどを挙げ、情報に精通した海外の専門家に助けを求めるべきと助言している。

日本が海外の力を借りるべきとする意見を出しているのは、ネイチャーだけではない。

ドイツ出身のエネルギーコンサルタント、マイケル・シュナイダー氏は、ハフィントン・ポストUK版の取材について、「現在の課題は、彼ら(日本政府)の現実逃避的な姿勢を崩すことだ。これは組織的な現実逃避だ。ここでは日本の持つプライドが問題になっているが、プライドが現実逃避の態度へと変わってしまうと、このような問題は本当に危険なものとなる。彼らは人々を、高まり続けるリスクにさらしている」と述べている。

アメリカの科学者、チャールズ・ファーガソン氏も、ロシアやノルウェーには、汚染水が海洋生物にどのように影響があるかを調べる専門家がいることなどを挙げ、日本が他の国から多くの専門家を呼び込むべきだということに同意している。

また、ロシアの国営原子力発電所操業会社ロスエネルゴアトムの第一副社長、ウラジミール・アスモロフ氏は、「原子力業界はグローバル化しており、事故が国内でとどまることはない。国際的な問題だ」と述べ、ロシアとしても支援する用意があると述べたという。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/07/nuclear_error_nature_n_3884364.html

「和食」が無形文化遺産に ユネスコの事前審査通る

【藤井裕介】文化庁は22日、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に推薦していた「和食」について、事前審査をするユネスコの補助機関が「登録」を勧告したと発表した。同庁によると補助機関が「登録」を勧告して覆った例はなく、12月にアゼルバイジャンで開かれる政府間委員会で正式に登録が決まる見通しだ。

なぜ和食を無形文化遺産に?
 
政府は昨年、「『自然の尊重』という精神を表現している『社会的慣習』」として「和食」を推薦した。多様な食材を新鮮なまま使用▽コメを中心に栄養バランスに優れた構成▽自然の美しさや季節感を表現▽正月や田植えなどの年中行事と密接に関連、といった特徴を挙げ、食材や料理法だけではなく、家族や地域の結びつきを強める「日本食文化」として登録を目指した。

東京電力福島第一原発の事故による放射能汚染で打撃を受けた国産食材のイメージ回復も狙っている。

 健康や環境に配慮し、外国の食文化も取り入れて変化してきた「和食」の無形文化遺産登録で、政府は、日本の食文化への理解が広まることや、文化の多様性や人類の創造性を示すことにつながると期待する。

 「無形文化遺産」は、芸能や祭り、伝統工芸技術などを対象とする。遺跡や自然が対象の「世界遺産」、文書や絵画などが対象の「世界記憶遺産」とともにユネスコの「三大遺産事業」と言われている。国内からは2012年までに歌舞伎など21件が登録されている。食関係では、フランスの料理や食文化、地中海周辺の料理、メキシコの伝統料理、トルコの麦かゆ食など4件が登録されている。いずれも単に料理だけではなく、各地の伝統や儀式などとの関わりが評価されている。
http://www.asahi.com/articles/TKY201310220331.html

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