2013年9月10日火曜日

J2万年最下位の岐阜FC三億四千万円資金援助を要請まるで放蕩息子(笑)

サッカーJ2で最下位に低迷するFC岐阜は九日、岐阜市内で県内の経済団体などとの意見交換会を開き、来季一年間で三億四千万円の資金援助を要請した。経済団体側は、支援の前提として、今季終了時点でJ2に残留することを提示した。
 
薫田大二郎社長は会合後、今季の収支が約七千万円の黒字となる見込みを記者団に説明。援助要請額三億四千万円の根拠として、今季末に見込まれる債務超過額一億四千万円の解消と、構造的な運営費の赤字額一億円、クラブ強化費一億円を挙げた。「ただ借金をなくすだけでは、同じことを繰り返してしまう」と説明した。

 会合に出席したセイノーホールディングスの田口義嘉寿会長は「生き残ることが条件と伝えた。ただ、生き残るためには苦労や努力が必要」と強調。

辻正・県中小企業団体中央会長は「負け続けておいて、債務超過だから金を出してくれと言われても通らない」と厳しく指摘した

 Jリーグは昨年、クラブの財務状況などに応じて資格を審査するライセンス制度を創設。ライセンス交付の条件に、二〇一五年一月までの債務超過解消を挙げている。
 FC岐阜は昨年の経営危機の際に、県内の経済界から一億五千万円を資金支援を受けたが、厳しい経営が続く。

 七、八月に監督交代と、五千四百万円をかけた選手補強を行ったが、十試合を残し22チーム中22位。来季から創設されるJ3への降格が危ぶまれている。

◆天皇杯、岡山に敗れ敗退
 天皇杯全日本サッカー選手権の二回戦で、J2のFC岐阜は八日、同じJ2のファジアーノ岡山と岡山市の岡山県陸上競技場kankoスタジアムで対戦し、1-2で敗れた。
 岐阜は前半、速いパス回しの岡山に中盤を支配される苦しい展開。20分にゴール前でパスをつながれて先制された。DF関田寛士選手の退場で1人少なくなった直後の前半34分、追加点を許した。
 後半は、カウンター狙いの戦術で流れをつかむ。9分、右サイドからのクロスをMF染矢一樹選手が押し込んで1点を返した。その後も攻め込んだが、逃げ切られた。
 辛島啓珠監督は「追いつけそうなところまでいったことは評価する。リーグ戦に向けて切り替えたい」とコメントした。
 (斎藤雄介)
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20130910/CK2013091002000019.html

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