2021年6月26日土曜日

韓国では可愛いワンちゃんが食肉用として劣悪な環境に置かれている。

 2021年6月24日、韓国・アジア経済は、韓国の犬肉農場の劣悪な環境の実態について伝えた。


記事によると、京畿道(キョンギド)特別司法警察団が昨年4月から1年間、道内の犬飼育施設と動物関連営業施設を対象に取り締まりを行った結果、違法行為65件が摘発された。


農場で飼育される犬は「劣悪な環境」で放置されており、ある動物保護団体は「ほとんどの農場が飼料ではなく、食品廃棄物を畜産廃棄物などと混ぜて餌にしていることが確認された」とし、「業者から食品廃棄物を不法供給しているとみられる犬農場も35%以上に上る」と説明したという。


家畜糞尿法に基づく排出施設の届け出を行なった農場も60%にすぎず、残りの40%は違法であることも明らかになった。その他、建築法など他の法規違反事例を考慮した場合、違法農場の数はさらに多いものと予想されるという。全国で犬農場が最も多いとされる京畿道だけでも、約502カ所の農場が営業していると推定されている。

また、動物虐待も深刻な問題となっている。犬の場合、1ケージ当たり1匹、運動場のようなところで数匹一緒に飼育してはいけない、日よけの設置などが畜産農協組合の基準として設けられているが、道内の南楊州(ナムヤンジュ)市の農場では、犬たちが狭い飼育場の汚物が散乱する中でほえ叫び、横たわるスペースもなく、鉄の柵に寄りかかって寝ていた。水も満足に与えられず、残飯に浮かぶわずかな水や床にたまった水を飲んでいたという。


さらに、自治体の取り締まりの弱さも指摘されている。今年4月に摘発された仁川西区では、2018年から農場近くのアパート住民から「犬農場から逃げ出した犬がアパートや山に出てきては住民を脅かしている」「犬の鳴き声が激しくなっている。犬の死体が放置されている」などと苦情が寄せられていたが、区役所は適切な措置を取らなかった。この農場では、犬の死体やケガをした犬が約30頭発見された。動物保護団体によると、犬が逃げられないように意図的にアキレスけんを切ったものと推定される。当時、現場には虐待道具と見られるロープやつるはしなどの危険な道具や、生ごみ、腐った水が放置されていたという。

動物保護団体は「動物に対する安全性の点検は全くない。政府は動物保護に対する政策の方向設定をしなければならない」と訴えているという。


これを受け、韓国のネット上では「ひどすぎる」「人間が一番残忍」と驚く声が上がり、「こんな非衛生的な環境で飼育された犬肉など食べたくない」「かつて食べ物がなかった時は犬を食用にしていた。でも今は食べ物があふれているから、犬肉農場はいらない」との声も。

その他「法律の改正が必要」「京畿道だけでも502カ所あるって分かってて、なんで取り締まり・処罰しないの?自治体は責任感がなさすぎる」「動物保護団体ももっとしっかり活動して取り締まって」「合法的かつ衛生的になるにはと畜場法を合法化しなければならないが、動物保護団体がこれに反対して阻止してる」「文大統領は動物法強化を公約として挙げていたのに、何か成果はあった?」などの声も寄せられている。(翻訳・編集/松村)



https://www.recordchina.co.jp/b188047-s0-c30-d0194.html

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