2016年1月15日金曜日

止まらない!三重県ワースト自治体名張市、15年で5000人人口減

名張市は、国勢調査に基づく昨年十月一日現在の市の総人口が、七万八千七百八十二人だったと公表した。市が独自集計した概数値のため、二月以降に総務省が公表する確定値と若干異なる場合があるが、一九九五年の調査以来、二十年ぶりに八万人を下回ることはほぼ確実となった。

 市情報政策室によると、内訳は男性三万七千八百八十六人、女性四万八百九十六人。二〇一〇年の前回調査の確定値八万二百八十四人から千五百二人減った。ピークだった〇〇年の八万三千二百九十二人からは、十五年間で五千人近く減った。

 その一方で、世帯数は九百増え、初めて三万を超えた。一世帯当たりの構成人数は過去最低の二・五九人となっており、同室の担当者は「一人暮らしや夫婦だけの世帯が増え、核家族化が加速している」と分析する。

 単身赴任や学業による下宿などで、住民票を置きつつ市外にいる人も総数に加わる住民基本台帳登録人数は、一月一日現在で、八万四百六十九人。昨年同期比と比べ五百人以上減っており、このペースで減少すれば、こちらも年内に八万人を割る可能性があるという。

 亀井利克市長は七日の新春会見で、「子育てをする若者世代の転入定住を促していく」と強調した。人口減に歯止めをかけるため、小中一貫教育の導入や中古住宅の利活用などに力を入れる方針を示している。

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20160115/CK2016011502000019.html

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