[東京 27日 ロイター] - 経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクス<6723 .t="">が、デジタル家電などに使うシステムLSI(大規模集積回路)の主力生産拠点である鶴岡工場(山形鶴岡市)を閉鎖する方向で調整していることが27日、分かった。関係者によると、合理化の一環として台湾メーカーへの売却交渉を進めていたが、合意に至らなかったため。6723>
ルネサスは昨夏、18カ所ある国内工場の約半数を閉鎖・売却する再建計画を策定、鶴岡工場についても今夏をめどに売却する方向で検討していた。台湾の半導体受託生産最大手台湾積体電路製造(TSMC)<2330 .tw=""> への売却を目指していたが、交渉は不調に終わった。新たな売却先も見つかっていないことから2―3年後にも閉鎖する方針を固めた。2330>
鶴岡工場は演算や画像処理に用いるシステムLSI(大規模集積回路)と呼ばれる半導体を生産。主力だった家庭用ゲーム機向けが振るわず、採算が悪化している。同工場の従業員約1000人は早期退職の募集や配置転換などを検討する。
ルネサスは、スマートフォン(多機能携帯電話)など携帯端末向け無線通信技術(ワイヤレスモデム)の半導体開発を手掛けるモバイル事業からの撤退を決めたばかり。今年9月末までに官民ファンドの産業革新機構などから1500億円の出資を受けることが決まっている。自動車向けのマイコンなどに経営資源を集中する一方、不採算事業の見直しや生産拠点の統廃合などを進め、経営再建を急いでいる。
http://toyokeizai.net/articles/-/16405
上栗崇】携帯電話事業からの撤退を決めているNECが、中国・レノボへの事業売却を断念したことが30日わかった。レノボが興味を示している特許や海外拠点などの資産だけを売り、残った資産や人員は他の事業に転用するなどNECが自前で整理する。リストラで多額の損失が出るおそれがある。
レノボ側から29日、携帯事業を手がける子会社の買収を断る回答が届いたという。レノボが2011年にNECから買収したパソコン事業は国内シェア首位だったが、携帯はシェアが低く、技術面でも特徴が少ないためメリットがないと判断した模様だ。
NECは3年続けて赤字に陥っている携帯事業から撤退して不採算事業の整理に区切りをつけ、生産拠点のNEC埼玉(埼玉県神川町)は無線装置や人工衛星関連などの工場に衣替えする方針だ。ただ、事業をレノボに売却する構想が頓挫したことで、NTTドコモなどから数年ほど端末の供給を続けるよう求められ、完全撤退が遅れる可能性もある。
朝日新聞社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130730-00000028-asahi-ind
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